「高齢者、障害者等の円滑な異動等に配慮した建築設計標準」の改正について 

 

「高齢者、障害者等の円滑な移動等に配慮した建築設計標準」が改正されました。

【主な改正事項】

①小規模店舗のバリアフリー設計等に関する考え方・留意点の充実

・出入口は段差を設けない、かつ有効幅員は80㎝以上、通路は90㎝以上とする旨を記載

・飲食店は車椅子のまま食事できるよう、原則として可動式の椅子席を設ける旨を記載
・備品による移動の支援や接遇、適切な情報提供等のソフト面の工夫に関する記載の充実 等

 

②重度の障害、介助者等に配慮したバリアフリー設計等に関する考え方・留意点の充実

・重度の障害や介助者の利用を想定し、車椅子使用者用便房の大きさについて見直し

・多機能便房の機能分散化や個別機能を備えた便房の適正利用の推進、案内表示の追加
・車椅子使用者用駐車施設等の必要な高さの見直し(運用面の柔軟な対応を含む) 等

 

③建築物のバリアフリーに関する優良事例の追加(国立競技場、小規模店舗、病院、歴史的建造物等)

※建築設計標準本文はこちらはこちらをご確認ください。http://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/jutakukentiku_house_fr_000049.html

 

●建築設計標準※の改正内容に関する講習会 録画配信
(1)主な対象者:設計者、建築主、審査者、施設管理者、行政等
(2)主な内容 :従来の建築設計標準からの改正内容、優良事例の紹介
(3)講師   :東洋大学名誉教授 橋儀平氏、国土交通省担当官
(4)説明時間 :2時間程度
(5)配信期間 :令和3年3月25日(木)~令和3年5月7日(金)
(6)視聴方法 :以下のホームページからお申込みください。
ホームページhttps://koushuukai.com/barrierfree/